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-2024.9.23-
【PCの概略を知る】パーマカルチャーを学ぶ 2
パーマカルチャーデザイナーコース第二講のまとめ
講義は情報量が多く頭の理解が追い付かないことがあるので学びながら書いたノートを元に復習の為とこれから見返す為の備忘録として書きとどめておきたいと思います。
パーマカルチャーの基本概念
- パーマカルチャーは永続性を文化によって実現する概念
- 永続性とは、生命が存在し続け、生命が生き続けることができる環境を作ること
生命と地球の関係を知る
- 生命は自らの生きる環境を作り、進化してきた
- 生きる環境をつくるとは二酸化炭素、酸素、 光合成(二酸化炭素と水から 酸素と炭水化物をつくる)オゾン層形成など、持続循環系の仕組みがつくられ、又は進化で対応し相互補完によってつくられてきた
- 進化(生きる事が目的)とは種の多様性の増大と個体の対応力(免疫力、自己再生力、環境対応)の強化
- 現在は人間が引き起こす第6の絶滅期と言われている
- 46億年前に地球が出来、38億年~25億年前(始生代)にシアノバクテリア、ストロマトライトが発生し大気に酸素が放出されはじめ現在まで5回の大きな変化が起こる中 自然界の様々なバランスが自己調整されることにより現在の状況が生まれている
森の重要性
- 森は最も多くの生命が育まれる空間であり、自己再生能力を持つ
- 森は水循環を支え、海の生態系にも影響を与える 例:さかなつきの森おばやし
- 森は自身の水分の80%を自給することができる(空気中の水分を葉の結露で集める)ので森は森をつくることが出来る
- 地表水、地下水 深さによる時間差を生み命の水が循環している
- 森の循環システムは地球の歴史の中で原初的な原理が蓄積されていて変化に対応できる多様性、可能性を持っている
ビルモリソンは「世界中を森にする」と言った理由がここにあります
文化と人間の役割
- 文化とは、生命と人がともに豊かになる自然環境と生活環境を創造し続けていくこと
- 文化の生成とは人の永続性
※創造的に生きる個人の数が多いほど、そしてそのような創造性の発言を促し、創造する行為の素材を提供する事の出来る豊かな自然と、個人の創造性を受け止める事の出来る柔軟な社会の存在が、人と永遠を結びつける
- 人とは百-姓
- 「百一姓」とは世界(自然)のために日々自分を使い尽くすとは人間のあり方
※他の生き物は自然の中で自らが果たすべき機能を果たすことで自然の一部を構成するが、人間は百一姓となる事で初めて自然を構成する一部となる事が出来る
※ 姓=出自 ある集団が営んでいた職
百姓=100生きるために必要な事が出来る人→あらゆることに対して自分の答えを出せる人
一姓=天命=自然(宇宙)の中で果たすべき役割→自分の中に宿る力(身体性、知性、理性、野生) が集中するところ→自分自身のよりどころ
講義の所感
地球の課題として生物絶滅/地球温暖化/オゾン層破壊 環境破壊が言われ、気候変動を肌で感じる今日です。
46億年前から続いてきた環境の変遷が外的要因による5回の大きな変化ではなく、人間の所業の為に大きな変化が起こりうる危惧を感じます。
人間は地球に生きる生物として生態系の中で壊すことしかしていないのではとなんともやるせない気持ちでした。
歴史を振り返ると人間の欲望は一部過剰すぎると感じざるを得ません。
過剰は連鎖し大きなうねりとなるとそれこそが豊かさの指標となり周りが見えなくなる怖さです。
関係機関、研究者たちが様々な将来の環境に対するシナリオやシミュレーションを行い、多くの問題が提出されている中ですが地球規模、宇宙規模で考える事は自分のできる事として考えるにはあまりに規模が大きすぎて自分事として捉え難いです。
でも引き継ぐ子供たちや将来を考える時、小さくても自分の身の回りから出来る事をやっていこうと思えます。
自分の暮らしから 住んでいる家 近所から、引き継いだ土地から、引き継いだ農地 畑 果樹園から、引き継いだ森 山から、自分の立ち位置である建築から少しづつ俯瞰的に視野を広げる事が出来たら。
そして、一つ一つの行動が創造的に暮らしや生きる事につながり子供たちに引き継げ延いては未来につながるようにと心から思えるのです。
先ずは自分も地球の循環の営みの中の一つの要素であることを意識し忘れないようにというところからはじめていきます!
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